全国植樹祭の概要

開催報告

第68回全国植樹祭を開催しました。

平成29年5月28日(日)、第68回全国植樹祭を開催しました。
開催にあたり、ご支援・ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

第68回全国植樹祭では、県民参加による健全な森づくりの一層の推進と森林資源の循環利用の促進による林業再生を図るとともに、森づくりと海づくりを一体的にとらえ、豊かな自然を守り育てる県民の活発な実践活動やそこで育まれた本県の歴史・文化などを全国に発信しました。
大会当日の様子を、ご紹介します。

式典行事の様子

プロローグ ~世界に誇るとやまの自然と文化~

■イントロダクション
富山県出身の落語家 立川志の輔さんによる式典紹介のメッセージ映像、県内在住歌手 Tomomiさんによる富山の豊かな自然を歌った「煌(きらめき)~水の都から~」の歌唱により、幕開けしました。

  • 立川志の輔 さん(映像出演)
  • Tomomi さん

■洋舞による創作舞踊
標高3,000m級の北アルプス立山連峰から、水深1,000mの神秘の海富山湾まで、「高低差4,000m」のダイナミックで変化に富んだ地形がもたらす豊かな自然や文化を映像や創作舞踊などで表現しました。

導入部/「立山の精」登場 シーン1/「輝く森」シーン2/「輝く川」 シーン3/「輝く海」シーン4/「輝くハーモニー」

■感謝状贈呈
石井知事より「大会テーマ」「大会ポスター原画」の作者へ感謝状の贈呈が行われました。

・大会テーマ

  • 濱田 典佳 様

・大会ポスター原画

  • 画題:森と水と
  • 浅井 さくら 様
    (富山市立東部中学校3年(受賞時))

■東日本大震災復興支援
石井知事より、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手・宮城・福島の3県に、本県で育成した広葉樹の苗木などの目録を贈呈しました。

  • 岩手県議会議長
    田村 誠 様
  • 宮城県環境生活部参事兼自然保護課長
    後藤 敬 様
  • 福島県知事
    内堀 雅雄 様

■記念切手贈呈
第68回全国植樹祭が富山県で開催されることを記念して、ふるさと切手「国土緑化(富山県)」が発行されました。デザインには、天皇皇后両陛下にお手植え、お手播きいただいた樹種のほか、本県にちなんだ樹種等を採用しています。

記念式典

■天皇皇后両陛下 御臨席
天皇皇后両陛下のお姿が見えると一斉に日の丸の小旗がはためき、会場は静かな熱気に包まれました。

■三旗掲揚
富山県出身のオペラ歌手 小林 大祐さんの国歌歌唱に合わせて、花とみどりの少年団、日本ボーイスカウト富山県連盟、一般社団法人ガールスカウト富山県連盟の皆さんが、国旗、大会旗、富山県旗を掲揚しました。

■表彰
大島 理森 大会会長、山本 有二 農林水産大臣、義家 弘介 文部科学副大臣、石井知事より、林業の振興や緑化の推進などの分野において功労のあった方々に対する表彰を行いました。

写真左側より)

  • 平成29年用 国土緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクール 入賞者代表 香川県 宮武 瑳南 様
  • 平成28年度 緑化功労者 受賞者代表 富山県 鶴巻 登志広 様
  • 平成28年度 全日本学校関係緑化コンクール 受賞校代表 熊本県熊本市立帯山西小学校 教諭 宮﨑 誠次 様
  • 富山県緑化功労者 受賞者代表 大窪 宏充 様

■苗木の贈呈
山本 有二 農林水産大臣、関 芳弘 環境副大臣に、「苗木のホームステイ」として平成26年の秋から学校等で育てていただいた苗木を贈呈しました。苗木は、山本農林水産大臣、関環境副大臣により、記念植樹されました。

■天皇皇后両陛下 お手植え・お手播き
天皇陛下には、タテヤマスギ(優良無花粉スギ「立山 森の輝き」)・コシノヒガン・ヒメコマツの苗木を、皇后陛下には、コシノフユザクラ・キタコブシ・ホオノキの苗木をお手植えいただきました。
お手植えいただいた苗木は、魚津桃山運動公園内に移植後、「県民参加による森づくり活動」の象徴として育成します。なお、移植までの間、県で大切に管理します。

  • 続いて、天皇陛下にはエドヒガン・タブノキの種を、皇后陛下にはヤマザクラ・マルバマンサクの種をお手播きいただきました。
    お手播きいただいた種子は、県が管理・育成し、県森林研究所に植樹するほか、県内市町村から希望を募り、記念樹として配布します。

■代表者記念植樹
天皇皇后両陛下のお手植えと同時に、招待者の代表の方々が記念植樹を行いました。

■大会テーマのアピール
「富山の神々しい山々」、「躍動感あふれる川」、「壮大な海」や森・川・海のつながりを越中万葉の歌唱と中学生による森と海へのメッセージで表現しました。

・越中万葉の歌唱
立山の神々しさや躍動感あふれる魚津の河川を詠んだ越中万葉(※)2首を、富山県出身のオペラ歌手 澤武 紀行さん、高野 百合絵さんがオペラ調で歌唱しました。

※越中万葉…大伴家持が奈良時代、越中国守として赴任していた5年間に詠んだ歌を中心とした337首の歌

立山の 雪し消らしも 延槻の 川の渡瀬 鐙浸かすも (訳:立山の雪が消え始めたらしい。早月川の渡り瀬で、増えた水かさであぶみまでも水に濡らした。) 片貝の 川の瀬清く 行く水の 絶ゆることなく あり通ひ見む(訳:片貝川の瀬を清らかに流れ行く水のように私も絶えずここへ通ってこの神々しい立山を仰ぎ見よう)

・中学生による森と海へのメッセージ
「社会に学ぶ『14歳の挑戦』(※)」で、林業や漁業を体験した中学生3名が、それぞれの職場体験を基に、林業や木材利用の大切さ、森と海の密接なつながりや自然環境の保全に対する思いを発表しました。

※社会に学ぶ『14歳の挑戦』…富山県内の中学2年生を対象に行われている県内の職場体験学習事業

  • 無花粉スギの育苗体験を行った
    黒部市立鷹施中学校
    木和田 健太 さん
  • 木材の伐採や製材体験を行った
    魚津市立東部中学校
    高瀬 倫人 さん
  • 魚市場の清掃体験を行った
    魚津市立西部中学校
    渡邉 優貴 さん

■リレーセレモニー
石井知事から来年の開催県である福島県の内堀知事へリレーが行われました。

・全国植樹祭のシンボル「木製地球儀」
木製地球儀は、平成13年に富山県南砺市の「井波彫刻協同組合」によって製作され、21 世紀最初の第52 回全国植樹祭(山梨大会)から、新たな歴史を築いていく象徴として、代々開催県に引き継がれています。

・エノキの苗木
東日本大震災で被災した海岸防災林の復旧のため、皇居内の「エノキ」から採取した種から育てられた苗を平成28年度開催の第67回全国植樹祭で長野県から引き継ぎ、県内で1年間育成し、次期開催県の福島県にリレーしました。この苗木は、平成30年度の第69回全国植樹祭で植樹される予定です。

■天皇皇后両陛下 御退席
記念式典終了後、天皇皇后両陛下が御退席されました。
会場を後にする両陛下が、合唱隊の「ふるさとの空」の歌声に足を止め、最後まで聞き入られる場面もあり、出演者や参加者に感動が広がりました。

  • 砺波市立出町小学校、南砺市立福野小学校、
    南砺市立井波小学校の皆さん
エピローグ ~つながりあう森・川・海を未来へ~

■とやまの伝統芸能の披露
とやまの伝統芸能を映像で紹介するとともに、麦屋節、せりこみ蝶六を披露しました。

麦屋節

せりこみ蝶六

■森づくりボランティア等のメッセージ発表
森づくり活動に取り組む団体等がのぼり旗を持って勢ぞろいし、活動内容や富山の森に対する思いを発信しました。

  • 「金山里山の会」
    前川 修 さん
  • 「双爽グループ『北陸コカ・コーラうるおいの森づくり』有志の会」
    岡田 裕之 さん
  • 「魚津市漁場環境保全会」
    浜住 博之 さん
  • 「富山県フォレストリーダー協会」
    木内 静子 さん

■グランドフィナーレ
「ふるさとの空」の大合唱で会場が一体となり、フィナーレを迎えました!

おもてなし広場の様子

式典会場に隣接して「おもてなし広場」を設置し、富山県の魅力が満載のステージイベントや展示・物販等を催しました。
また、県産材をふんだんに使った屋台や陳列台等を使用し、温かみのある雰囲気で参加者をお迎えしました。

■ステージイベント

  • 吹奏楽
    (魚津市消防団消防音楽隊)
  • 「よっしゃ来い‼CHOUROKU」踊り
    (9POWER)
  • 太鼓
    (魚津蜃気楼太鼓)
  • もちつき太鼓
    (福光もちつき太鼓保存会)
  • こきりこ
    (越中五箇山こきりこ唄保存会)
  • 越中おわら
    (富山県民謡 越中八尾おわら保存会)

■展示・物販等

植樹会場の様子

式典会場である魚津桃山運動公園をはじめ、下記の県内7カ所に植樹会場を設け、県内外の招待者が記念植樹を行いました。
植樹に使用する苗木には、「苗木のホームステイ」等により、子どもたちや企業、団体等が大切に育てた苗木も使用しました。

①魚津桃山運動公園
 里山林の代表的な樹木や花木を植栽し、散策を楽しめる明るい里山林を造成します。

[植栽本数] 約3,000本
[植栽樹種] コナラ、ホオノキ、イタヤカエデ、オニグルミ、キタコブシ、クリ、トチノキ、ミズキ、アカシデ、ウラジロノキ、ウリハダカエデ、エゴノキ、ヤマボウシ、ムラサキシキブ、ヤブデマリ、ヤマブキ、オクチョウジザクラ、ケヤキ

②朝日赤川
 潮風や飛砂から田畑を守る海岸防災林を造成します。

[植栽本数] 約1,000本
[植栽樹種] クロマツ、タブノキ

③入善五十里
 潮風や飛砂から田畑を守る海岸防災林を造成します。

[植栽本数] 約1,000本
[植栽樹種] クロマツ、タブノキ

④黒部田籾
 優良無花粉スギ「立山 森の輝き」を植栽し、森林資源の循環利用を促進します。

[植栽本数] 約1,000本
[植栽樹種] 優良無花粉スギ「立山 森の輝き」

⑤魚津三ケ
 優良無花粉スギ「立山 森の輝き」を植栽し、森林資源の循環利用を促進します。

[植栽本数] 約3,000本
[植栽樹種] 優良無花粉スギ「立山 森の輝き」

⑥滑川運動公園
 川沿いに多く生育する樹木を中心に植栽し、自然に親しめる森を造成します。

[植栽本数] 約500本
[植栽樹種] コナラ、オニグルミ、エノキ、キタコブシ、クヌギ、クリ、トチノキ、ウラジロノキ、ハクウンボク、ヤマボウシ、ミヤマガマズミ

⑦丸山総合公園
 地元ゆかりのサクラや、里山を代表する樹木を植栽し、四季の変化を楽しめる森を造成します。

[植栽本数] 約500本
[植栽樹種] コシノフユザクラ、イタヤカエデ、エゴノキ、コナラ、クリ、ムラサキシキブ、ヤマブキ、シママチキクザクラ、ツルギオリトキクザクラ

サテライト会場の様子

多くの県民の皆様に第68回全国植樹祭を体感していただくため、サテライト会場を『海の駅「蜃気楼」』に設置し、大型モニターによる全国植樹祭の生中継や、苗木約1,000本の無料配布を行いました。

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